借金苦からの脱出に特定調停を選択した債務者の体験談

借金苦から脱出するのに、特定調停を選択した方も数多くいらっしゃいます。

特定調停は、他の債務整理(自己破産、民事再生、任意整理)に比べて、比較的初歩段階で導入しやすい債務整理の手法です。

任意整理が弁護士や司法書士を介しての債権者との交渉になるのに比べ、特定調停は調停委員が債権者と債務者の仲介をしてくれる関係で、借金問題を円滑に解決へと導いてくれる上に、比較的費用も安く済むのも選択される方が多い理由の一つかもしれません。

 

ここでは、借金苦から脱出するために債務整理を選択された方の体験談を経て、特定調停がご自身に役立つかどうかの判断材料として頂ければと思います。

 

人生のやり直しが出来る特定調停、借金苦からの脱出を試みた体験談

ギャンブル依存症になっていた為、気が付けば6社もの消費者金融から借金をしており、毎月返済をしては再び借りるという生活を何年も続けていた所、恋人からの勧めで特定調停で借金を片付ける事を決心しました。

まずは簡易裁判所へ行き、特定調停の申請書類の作成と提出を行いました。これは「特定調停の申立て」と呼ばれる様です。

その際にかかった費用は収入印紙500円分を6枚と郵便切手2700円分の合計5700円でした。

 

手続きはスムーズに終わり、その日から消費者金融への返済は行わなくても良くなった為、調停期日が決まるまで10万円を貯蓄しておく様に担当者から言われたので、コツコツと貯蓄を始めました。

約1ヵ月後に「調停期日呼出状」という、出廷する簡易裁判所の住所と日にちが記載された書類が届き、その期日に簡易裁判所へ行くと、50代後半位に見える男女2名の調停員が現れました。

 

個室に調停員と入り、

「何故借金をしてしまったのか」

「10万円は貯まったのか」

「今後いくら位なら返金出来るのか」

を聞かれました。

 

また、特定調停の申立てを行った際に現在の借金の額と借りている年数を伝えていた為、過払い金の計算が行われており、実際の返済金額も教えてもらいました。

調停委員にはギャンブル依存症になっていた事、10万円を貯める事が出来た事、毎月5万円なら返済が出来る事を伝えました。

 

その後、調停員が消費者金融に1件ずつ電話で連絡を取り始めました。話はスムーズに進み、調停員と消費者金融側のみで行われました。

消費者金融側で1社のみ中々納得してくれなく、電話の時間が長くなりましたが、最終的には納得してもらえました。

 

その結果、40万円程度を借金していた消費者金融4社には毎月1万円、10万円程度を借金していた消費者金融には毎月5千円ずつ返済をし、初回の返済のみ毎月の返済額に100円以下の端数のお金と、貯めた10万円が消費者金融6社に追加して分配される事になりました。

決められた期日までに決められた返済を行い続けていれば、3年間で全ての借金返済が完了する事になりました。

 

返済の計画が立つと、今まで心に重く圧し掛かっていた何かが無くなり、気分がすっきりとした気がしました。

電話で消費者金融とやりとりをしてくれた女性の調停員からは、

「あなたなら、これから人生をやり直せるから、もう借金はしない様に気をつけながら生きて行きなさいね」

と笑顔で優しく諭されました。

 

特定調停は負担しなければいけない金額が少なく、長年借金をしている人にはぜひお勧めしたい返済手段です。

現在は無事に返済が終わり、借金をしない新しい人生をやり直している最中です。


 

債務整理を経て、人生をやり直す大きなきっかけを掴む方も多く、今回の体験談の債務者の方は、特定調停によって

  • 消費者金融の督促にビクビクするような日々から開放される。
  • 毎月の返済が確実に進む事で、将来に向けた計画を考える事が出来る。

と前向きな姿勢になる事が出来ています。

 

もし、今借金に押し潰されそうになっている方、心身ともに疲弊している方、ストレスを抱えて眠れない方、借金問題を解決すれば一気に今の状況から脱出出来ます。

借金苦からの脱出は思った以上に簡単かもしれない??

そう思った方は、是非当サイトの体験談も参考にして頂きながら、情報を活かして頂ければと思います。

 

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特定調停と17条決定は同じなの??

特定調停と呼ばれる債務整理の方法がありますが、特定調停の中で「17条決定」と呼ばれる方法で和解する事がありますが、調停の際に和解の成立見込がない場合に裁判所が答弁書などの書類や状況を確認しながら、当事者双方の公平を期した上で調停委員の意見をもらいながら、裁判所の職権で和解をするものです。

結果的に特定調停で和解が成立したのと同じ効果を得ることが出来るのですが、17条決定の場合は「告知を受けた日から2週間以内であれば当事者は異議を申し立てる事が可能」となっていますので、異議が出なければ和解成立となります。

 

特定調停については、特定調停のメリットとデメリットには、どんなものがあるの?も紹介していますが、メリットもあればデメリットもありますし、その他にも様々な債務整理の方法がありますので、自分にあった債務整理の方法を選択するのが良いかと思います。

 

ここからは、実際に債務整理の手続を取られた方の中で、特定調停を使われた方の体験談を紹介します。

これから特定調停を検討している方は、参考にして頂ければと思います。

 

知り合いから特定調停を教えてもらい手続きする事に

借金をしたことがある人は解ると思いますが、誰もが最初はお金を借りるということに抵抗があると思います。そこから一歩踏み出すか、踏み出さないかで大きく人生が変わると思いました。

最初に私が借金をした経緯を聞くと、誰もが馬鹿だと思うでしょう。

 

私自身も思いました。金を海外で買ってきて日本で売るとすごく儲かるので、それに投資するというものでした。

当然そんな簡単にはお金が儲かるはずもなく、実際にお金が貰えたのは8万円一回だけでした。その時に作った借金が120万円でした。そして初めて簡単にお金が借りれることを知ってしまったのです。

 

その後借金が、400万円近くになるまでは、そんなにかかりませんでした。当時はネットワークビジネスや、ねずみ講まがいのものが沢山あり、私の周りにもやっている人間が沢山いました。

そして私は一番してはいけない事、騙されたお金を取り返そうと他のものに手を出す行為をしてしまったのです。

 

そしてまた騙され借金が膨らむ。それを、3回ほど繰り返しました。

当時は新たに、カードローンや銀行などで借金を増やしていました。ついに支払いが追い付かなくなり、借りて返すという方法をとってしまい、まさに地獄でした。今思えばそうなるまでに何とかするべきでした。

自己破産も考えましたが、身内にばれては困るので諦めました。今思えば、消費者センターや無料で相談できる弁護士事務所など、沢山あったのに全く思い付きませんでした。

 

しかし、たまたま借金を相談した知り合いの中に、特定調停を利用して借金を返した人がいたのです。その人に方法などを教えてもらい、自分で手続きを始めました。当然初めての事だったので、かなり面倒くさかったのを憶えています。

まず近くの家庭裁判所にいき、大体の流れを教えていただきました。特定調停する対象の支店などの所在地などで、担当する裁判所が違うようで、私の場合2カ所でした。まず件数の多い裁判所から手続きを始めました。

担当の方が良い人だったこともあり、書類の書き方も解りやすく全部教えてくれました。

 

あとは、会社ごとに電話をして、特定調停をするという事を伝え、書類の送り先を聞いてそこに送るだけでした。

一件ごとに切手代や為替を用意する必要がありましたが、少しで済んだと思います。その後は、裁判所の通知を待って面談して、生活費の相談や毎月返済できる金額を相談したと思います。

 

私の場合、全部で5件位借金があったのですが、400万円近いものが、金利の引き直しなどで、半分くらいになり喜んだ事を憶えています。

最初に借金を作ってから全額返済するまで10年かかりましたが、今となっては良い勉強になったと思います。