任意整理 失敗した時でも他の債務整理をする事も検討できます

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債務整理の中で比較的手続きを取りやすい任意整理ですが、債権者相手に手続きを進めるもので、必ずしも成功するものではなく、時には相手との交渉が不調に終われば、任意整理に失敗する事もあります。

ここでは、任意整理で失敗した時に他の債務整理の方法を検討された方の体験談を紹介したいと思います。

 

保証人としての借金を特定調停で減額させました

私の45歳の知人が、2年前まで栃木県の国道沿いの立地で、自動車整備工場を経営していました。30年前に知人の父親が有限会社として創業し、10年前に息子である知人が受け継ぎました。

知人の話によると昔は自動車整備工場の経営は良好だったようです。少しでも車にかすり傷をつくってしまうと、すぐに修理の依頼にやってくるので、簡単な修理で10万円の売上を作ることができたようです。

 

ところが、バブルが崩壊してから少しずつお客さんの出入りが減少するようになったそうです。

自宅の門にぶつけて少しだけ車にかすり傷を作ったくらいでは、車の修理に来ないようになってしまったのだそうです。

おまけに、知人が自動車整備工場を受け継いだ10年くらい前からは、同じ国道沿いに、自動車整備工場のチェーン店が出店し、安売り攻勢を仕掛けてきたため、ますます苦戦を強いられてきたとのことでした。

 

このため、次第に自動車整備工場の資金繰りが苦しくなってきて、知人は社長としての自分の給料をできるだけ削減したり、従業員の給料を仕方なく削減するなどして、なんとか経営を続けていました。

さらには知人は自宅を担保に入れたり、自分自身が連帯保証人となって地元の地方銀行や信用金庫から借金をしていましたが、一昨年、ついに資金繰りの目途がつかなくなり、知人は会社の清算を決断しました。

 

そして、会社の清算について手続きをすると、会社の借金について担保に差し入れていた自宅不動産を失うことになり、さらに知人には連帯保証人としての借金が1200万円残されました。

知人は、何度か債権回収などを依頼してきた知り合いの弁護士に相談をしたのですが、弁護士からは、自己破産は最後の手段なので、まずは任意整理をしてみたらどうかと提案を受けました。

 

そして、弁護士に委任状を提出し、1200万円の借入先である信用金庫と地方銀行の2社に対して任意整理の交渉をしてもらいました。

500万円の債権者である地方銀行の方は、任意整理に応じてもらったようで、500万円の債権を150万円に減額してもらい支払い期限も3年後に延ばしてもらったらしいのですが、信用金庫の方が任意整理に応じてくれなかったようです。

 

そこで、知人は弁護士と相談のうえ、裁判所に特定調停の申し立てを行いました。

信用金庫に対しても借金の棒引きをなんとしても認めてもらいたいという一心でした。

 

その後、調停委員会によるあっせんによって、700万円の債権額を200万円に減額してもらうことで知人と信用金庫との間で合意がなされたとのことでした。

最終的には、知人は1200万円の借金を350万円に減額してもらって、ひとりの個人として再出発することができるのですから、最善を尽くせばなんとかなるのではないかと私も安心した次第です。

 

自分に最適な債務整理を選ぶ事が重要

債務整理の手続をする事になっても、最初に選んだ債務整理の手続方法では思うような結果を挙げられない時、失敗する事もあります。

そんな時は、別の債務整理の手続きで進める事は出来ないか?を、もう一度検討してみる事が重要です。任意整理が無理でも特定調停が出来る場合、そして自己破産や民事再生で進める事ができる場合もありますので、諦めずに最後まで検討して頂ければと思います。