債務整理の流れを分かりやすくまとめました。

債務整理の相談を始めるのに何から始めれば良いのか分からない・・

そのような方向けに、ここでは分かりやすいように図解でまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。

 

ステップ1 債務整理の流れ 無料相談

まず最初に行う事は、あなたの代わりに債務整理の手続きを進めてくれる代理人探しです。

自分自身で債務整理の手続を踏む事が出来れば1番なのですが、法律の事を知らない素人が債権者と対抗するのは簡単ではありません。

 

また、債権者と交渉事も増えてくる事もありますので、交渉ポイントやスキルは素人よりも、債務整理を専門に扱う弁護士や司法書士の方が向いています。

よって、最初に債務整理を専門にしている弁護士もしくは司法書士に現状を話すところから債務整理はスタートする事になります。

 

その際に、弁護士だと法律相談は30分○○円・・・といった感じで、有料相談となると、債務整理をしなければいけないほど借金問題に疲弊している状態をより悪化させかねません。

という事で、「無料相談」で債務整理の相談が出来る代理人を探すようにします。

もし、無料相談が可能な弁護士や司法書士の探し方が分からない場合は、匿名で全国の代理人からあなたに最適な事務所を探せる借金相談無料ツールを活用する事をオススメしたいと思いますので、参考にして下さい。

 

ステップ2 債務整理の流れ 受任

無料相談の結果、あなたに最適な事務所を見つける事が出来れば、その事務所と契約を結ぶ事になりますが、この事を「受任」と呼びます。

代理人と受任契約を結ぶ事で、受任通知(別名 介入通知とも呼びます)と呼ばれる通知を代理人が作成し、各債権者へ受任通知を発送します。

 

この受任通知を受け取った債権者は、今後の窓口は代理人となる事、過去の取引履歴の開示請求を行う事となり、今回の債務整理の手続が終わるまでの間は、取り立て(督促)行為は一切行えないようになります。

これで、一時的にあなたに対する執拗な電話やメール、手紙や訪問などによる取り立て行為は行われなくなりますので、心身ともに開放される事になります。

 

ステップ3 債務整理の流れ 利息制限法へ引き直し計算

2週間ほど経過すると、代理人の元に債権者より回答がありますが、取引履歴についてはいわゆる旧出資法に基づいた入出金履歴を出しています。

そのため、利息制限法に引き直し計算を代理人側で行う必要があります。
※この一手間を行う事で、債権者は時間的な猶予を持ったり、交渉の余地を持ったりするのですが、現在では利息制限法に引き直しするのも簡単に出来てしまうので、有効な手段ではありません。

 

利息制限法に引き直し計算をすると、いわゆる「過払い金」が発生する場合がありますが、現在も残金がある場合は、残金に過払い金を充当していき、取引を遡っていきます。

その結果、残金がマイナスになる=つまり元金を返済するのではなく、債権者の方が取り過ぎている過払い金が発生する事が分かるため、その場合は「過払い金返還請求」を行う事になります。

 

利息制限法による引き直し計算を行うも、残金が残る場合は、現在の貸金業法や利息制限法に則って契約が履行されている場合は、当たり前の話ですが返済義務があります。

そのため、元金を一括で返済するもしくは分割返済をする事になります。

 

ステップ4 債務整理の流れ 債権者との交渉

過払い金の発生時は、返還請求という事で債権者と和解交渉もしくは債権者との和解が困難な場合は、訴訟へと発展することもあります。

ちなみに最近では遅延損害金として、年利5.00%を付与して訴訟を起こすケース、弁護士や司法書士の費用も訴訟に含めて請求するケースも多いです。

 

一方、過払い金が発生しない元金については、一括もしくは分割での返済が出来るように和解交渉をするのですが、その際には「元金のみでの和解」をするのが通例です。

 

ステップ4に至るまで、早ければ1ヶ月程度、遅ければ2ヶ月程度がかかっていることになりますので、支払い期日を1度か2度は遅れていることが予想されます。

もしくは、それよりも以前の支払期日を遅れている場合であれば、数カ月分の利息が請求されている可能性があります。

 

しかし、今回和解するのであれば、これらの利息請求を免除し、元金のみをきちんと返済する事を約束するという内容で和解の交渉は行われます。

この交渉を行う流れが、いわゆる「任意整理」と呼ばれる方法です。

 

任意整理で手続きを行う場合は、和解が出来れば和解書を作成し、和解どおりに一括もしくは分割返済を行う事になりますが、長くても3年ないし5年以内の返済回数で終了する範囲内での和解となります。

 

ステップ5 債務整理の流れ 任意整理が難しい場合

ここまで任意整理もしくは過払い金返還請求の流れを見てきましたが、もし任意整理で和解する事が困難もしくは、債務整理として得策でないと代理人が判断した場合は、

  • 自己破産
  • 民事再生

のいずれかの手続きを取ることになります。

 

自己破産は、借金返済を免除する手続きになりますが、詳細な手続きの流れを自己破産の流れでまとめていますので、参考にして下さい。

また、民事再生についても、民事再生の流れでまとめていますので、参考にして下さい。

 

いずれの方法にも、メリットとデメリットがありますし、何よりも現状の債務状況を把握し、どの方法で債務整理を進めていくのか?

は、最終的には代理人が判断していく事になりますので、必ずメリットとデメリットを確認の上で、自分自身の手続きに必要かどうかを確認頂ければと思います。