民事再生したきっかけは車のローンだった、実際のところ車は処分されるの?

車の購入がきっかけで、破綻し、最終的に民事再生に・・

ここでは、そのような事を起こしてしまった方の体験談を紹介させて頂きますが、車のローンが残っている場合は、民事再生に影響が出るものでしょうか?

ここでは、車と民事再生の関係について、まとめていきたいと思います。

 

民事再生のきっかけは、車の購入(ローン)の負担が原因でした

2年前に民事再生を申し立て、現在圧縮された債務を返済中の者です。現在50歳、年収700万円の会社員です。

扶養範囲内のパートの妻と、大学生と高校生の子供が1人ずついます。申し立て当時の借金の内訳は以下の通りです。

住宅ローン2300万円、車のローン120万円、教育ローン200万円、クレジットカードのショッピング分90万円、銀行系おまとめローン300万円。住宅ローンを除くと、総額710万円になっていました。

当時の収入も、今とほぼ変わらず額面で700万ほど、手取りにすると毎月35万円、ボーナスは40万円が夏と冬に支給されています。

住宅ローンは15年ほど前に組み、毎月12万円、ボーナス月はプラス18万の返済で、住宅ローンを除くと22万円残りますが、最終的には住宅ローン以外の借金の返済が、12万にものぼっており、残り10万円で一家4人の生活費や保険料、子供の学費を賄わなければならず、破たんをきたしていたため債務整理を決意しました。

 

借金がここまで増えた理由の発端は、車の買い替えです。

子供が生まれたのを機に車を購入し、以降3年ごとに買い替えてきました。当初から頭金ほとんどなしのローンで購入していましたので、買い替え時点で残っていたローンを支払いつつ、次の車のローンも抱えることとなりました。

売却時にローンを完済する必要がありましたので、クレジット会社のローンを利用しました。

 

これを2回ほど繰り返した頃に、ローンの返済をした後に手元に残る給料が足りなくなることがあり、日常の買い物にカードを使うことが多くなりました。

これも翌月一括が厳しくなってきて、基本的にリボ払いにするようにすると、気づいたら100万近い金額にまでなっていました。

 

こういった状況でも、ボーナスは住宅ローン分を除いても20万ほどは残る計算だったため、返せるだろうと思っていたのです。

そうした甘い考えで、特に節約することなく、普通の家庭と同じように月数回の外食や、夏休み・正月休みは旅行や、遠方にある実家への帰省で出費することもたびたびでした。

 

しかし、こういった生活では子供の学費を貯めることもままならず、上の子は公立高校だったため、入学時までは何とかなりましたが、大学受験のための通塾はカードローンから賄い、合格したのが私立大学だったため入学金・授業料は教育ローンに頼らざるを得ませんでした。

3年ほど前に、カードローン数社分を、銀行系のおまとめローンに一括し、月々の返済が若干減りましたが、すでに焼け石に水の状態でした。

下の子が高校受験に失敗し進学先が私立高校となったことで、学費がますますかかるようになり、いよいよ今後の見通しが立たなくなったため、債務整理を決意しました。

 

インターネットで債務整理に強い弁護士を探し、大手のところに依頼しました。15年間返済してきているのと愛着があるため、住宅の維持を一番に希望しました。

収入は安定しているのでおそらく大丈夫だろうとのことで、弁護士からは民事再生を勧められ、今後のお金のやりくりをシュミレーションし、依頼を決めました。

 

大手の弁護士事務所は、依頼者に親身に寄り添った対応は期待できませんが、手続きが定型化されているようで、手続きはスムーズに進んだように思います。

心残りでありましたが、車は、ローンが残っていたため引き上げられました。

それでも、子供も大きくなっており、生活に必須というわけではないので、代わりの車も購入しませんでした。

 

引き上げられた車は、ローン会社にて20万円で換価し、ローンの残債に充てられました。

依頼後は住宅ローン以外の借金の返済はストップし、代わりに弁護士費用を分割で納め、並行して、申し立てに必要な書類を自身で集め、弁護士に提出しました。

 

難儀したのが、今退職した場合に支給される退職金の見込み額を計算した書類の提出でした。

勤務先に債務整理することになったと言う事を、憚れましたので難航しましたが、就業規則等をかき集めて自身で計算出来ましたので、何とか勤務先には知られずに切り抜けられました。

 

その後、書類の提出が終わり、弁護士の方で申立書が完成し、弁護士費用の支払いが終わったのちに、裁判所に民事再生を申し立てました。

そのあとは再生委員のところに依頼した弁護士とともに面接に行き、半年間のトレーニング積み立てを経て、認可が認められ、実際に債権者への返済が始まり今に至ります。

 

支払わなければならない金額は、住宅ローンを除いて約140万円となりました。

3年で完済するプランですので、現在の月々の返済額は3.5万円です。将来子供にかかる費用を深く考えずに軽々とローンを何度も組んでしまい、それにも関わらず生活を引き締めることができなかったことを、深く反省しています。

こうして生活を立て直すことができたので、下の子の学費をまずは最優先で用意し、そのあとは老後の蓄えをしっかりしてきたいと思っています。

 

民事再生を通して借金が1/5に

上記の民事再生の体験談では、民事再生をした事で700万円近い借金が1/5程度まで圧縮しているという点です。

自己破産は、確かに借金をチャラに出来るもので、大変効果的なものですが、今後何があるか分からないので、奥の手として残しておきたいところですし、何より自己破産をする事で、自宅などの持ち家の処分もしなければいけない、家族に迷惑をかけてしまう、引っ越しとなると世間の目も気になる・・・

など、様々なデメリットを考えると、民事再生はとても良い方法だと言えます。

 

それでも、車のローンがある場合は処分する事に

持ち家や車など、資産を残したまま債務整理をできる方法として、とてもメリットのある方法なのが民事再生ではあるのですが、一方で車を売却することで、債権者の返済に充てられる場合など、債権者の納得を得られる形でなければ、民事再生をする事は出来ません。

必ずしも、車や持ち家など、資産が残るというものでもありませんので、その点は弁護士へ相談した際に、相談しして確認しておくべきでしょう。

 

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